昔からものづくりが好きで、学生時代は工業系の学校に通い、パソコン上で平面図面の作成などを行う「２次元CAD」と呼ばれるソフトの基本スキルを身につけました。フライス盤や旋盤といった機械にも触れ、自分の手を動かして金属を加工する技術も習得。斎藤精機に入社したきっかけは、学生時代に培った知識やスキルを活かせる環境が整っていたからです。実際に入社してみて、これまで学んできたことが役立つ場面も多々あり、入社前に思い描いていたイメージとのギャップが少なく、あらためて斎藤精機に入社してよかったと実感しています。

現在はCADで作成した図面をもとに、製品の加工時に必要となる数値制御プログラムをCAMを用いて作成したり、マシニングセンタでの金属加工や生産管理業務までを一貫して担当しています。プログラム作成から製品加工にいたるまで、工程ごとに最適なやり方を考えて実行していくことが仕事の楽しさです。初めはただの材料だった金属が図面通りの寸法と形状に仕上がると大きな達成感を得られ、やりがいにもつながっています。斎藤精機は思いついたアイデアや試したい工具などを前向きにチャレンジさせてもらえるので、日々より良い工法を模索しながら仕事に励んでいます。

入社後に第―子、第二子ともに産休・育休を取得したのち、復職しました。もともと仕事が好きだったので、休暇を取得している間も早く復帰したい思いが強かったです。入社当時から産休・育休の制度はあったものの、実際に取得して復職し、お手本にできるような先輩社員は少なかったのですが、いざ私が申し出た際にはスムーズな取得ができて心強かったのを覚えています。斎藤精機の社員である夫も育休を取得してくれ、夫婦で協力しながら子育てに専念する時間を持つことができました。現在は産休・育休を取得する社員も増えてきて、制度を利用しやすい職場環境だと感じます。

私が所属する進捗係では、お客様からの注文品の見積りや、社内の各工場または海外の協力会社への製品の発注を主に担当しています。納期の調整などを行うのも役割のひとつです。お客様から受けた注文を各工場にうまく振り分けできたときはやりがいを感じます。育休からの復職後は、それ以前にまして時間配分を意識し、より効率的な業務を心がけるようになりました。子どもの急な発熱などで業務に支障が出る場面もありますが、理解あるメンバーに恵まれ、とてもありがたく感じています。私が経験してきたように、子育てをしながら会社で輝ける社員をひとりでも増やすことが今後の目標です。

学生時代から機械の組立に興味を持っていましたが、これまでの職場ではそれに携わる機会がなく転職を決意。地元で働き続けたい思いもあり、「やりたいこと」と「勤務地」のふたつの希望にぴったりと合う会社が斎藤精機でした。業務内容に惹かれて入社しましたが、現在では職場環境のよさにも大きな魅力を感じています。工場内の温度が組立の精度に影響するため、空調で室温が適切に管理されており、社員も快適に仕事ができています。また、先輩方が気さくで優しく、わからないことを親切に教えてくれることも働きやすさの一因です。

現在の担当業務は、半導体を作る装置の組立です。指示書をもとにいくつかのパーツを合体させ、ひとつの装置として完成させます。組立方法を自分で考えなければならないケースもありますが、難しさの中にもおもしろさを感じ、うまくできたときに得られる達成感が仕事の醍醐味です。日々「ものづくりをしている感覚」が手応えとしてあり、そんな仕事をすることがずっと理想だったので、今はとても楽しいです。入社してから少しずつ経験を積む中で複雑な組立もできるようになり、自分自身の成長も実感。将来的には組図を見て作業の難易度を判断し、まわりのメンバーに対して仕事の割り振りまでできるような人材になりたいです。